
泊めて頂いた、Wたなべねーちゃんは仕事なので朝早くに出発します。
4日目はB級グルメに染まる旅。コロッケ→ラーメン→イカ焼きです。
今日も距離的には結構走るけど、楽しみもいっぱいなんで憂鬱感はありません。

東北っぽいね。雪掻きセット。

出発して5分で到着。味工房 和(なごみ)ってゆうお弁当屋さんです。


コロッケのキャラクターがかわいい。ちょっとステッカーほしいんですけど。

大湊に駐在していた旧日本軍が、
下北半島の新鮮な海産物を具材にして、牛脂で揚げたことが由来のコロッケ。
ノーマルひとつ。ほたてひとつ食べました。うまし。

あの看板のキャラクターは・・・・・ころっけ・・・??

下北半島の反対側には行かず、来た道を戻って青森方面へ。
日差しもキツくなってきて水分補給ビバーク。いくら東北でもこれは暑い!!

そして青森市街へ。

なんか俺の地元と似てる雰囲気。
レトロな空気と地方都市な感じがあいまって、けっこう好きです。
街をぶらぶらしてみたい。

さて。次の目的地もまたグルメ。
「味の札幌 大西」です。

今回の目当ては「味噌バター牛乳ラーメン」
ふふふ。変り種大好き。

なんと開店前から並ぶほどの人気店みたいで、
開店10分前に5・6人並んでまして、ぞろぞろと入っていきます。

あ、普通のラーメンもあるんやね。
そりゃそうか。

厨房のおねーさんの手には確かに牛乳が・・・!笑

きたー!!
見た目はちょっと薄い味噌ラーメンみたいな感じ。
どきどきでスープをすすると、すっごいクリーミーで濃厚なスープ。
タマゴ麺にスープが絡まってめちゃくちゃうまい!
ちょっと箸を休めたときに、「ふわっ」と香る牛乳の香りもたまらん。

そして思い切ってバターを溶かしてみる。
今は良いバランスで保ってるけど、、、ど、どうなる??
バターを溶かすと、予想通りのちょっと濃くショッパイ味へと変化。
しかしこのしょっぱさが牛乳のクリーミーさを引き立てて、
あの、スイカに塩かけて甘みが増す的な、そんな感じ。良い!
もう言葉では説明出来ないので、とりあえず青森に行った際は食べてみてください!

だいぶ満足してお店を出る頃にはこんだけの人だかりが!
外にもめっちゃならんでる。そんなにも大人気なのか、この店は。

って思ったら。
会計の時にラーメン半額の日ってことを知りました。
たまたま青森に来たこの日が半額で、340円で食べれて満足。
餃子も頼めばよかったなー。笑

ラーメンでおなかもいっぱいになったところで、
今度は日本海側目指して出発。
メロンロードってゆうなんとも恐ろしい道があったけどスルーで。(←メロンアレルギー)

秋田県に突入して、鯵ヶ沢へ!!!

わーーーーーー!!!わさおー!!!!!
寝てるーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!笑
わさおについてはググッて下さい。ガイドブックにも乗る有名なわんこです。
わさおの写真いっぱい乗せようかとおもいましたが、
ちょっとまとめたので以下をば。
なんという可愛さ・・・あくびとかもう狙ってるでしょ?笑
子供から大人まですっごい多くの人がわさおに会いに来てて、
鯵ヶ沢周辺は「わさお渋滞」が出来るほどに。
別れは悲しいですけど、あまり長居してもアレなので鯵ヶ沢を後にしました。

日本海側を下る。時々立ち寄りながらぐんぐん下る。


鯵ヶ沢で(おなかの都合で)食べれなかったイカ焼きとか食べながら。

大学生のチャリダーがおおいこと。
バイクツーリングしてるよりか多いんやないかなー。

海きーもちー!!!!
盆地育ちの俺からしたら、山も海も珍しいです。
海岸線をがーって走る感じは、飽きないなー。

白神山地は今度また登山で行きたいと思ってるんで、
横目に見ながらスルーして、次の目的地の十二湖へ。


駐車場にカブを置いて、
十二湖マップとかもらいながらテクテク歩く。目的はすぐそこ。

奇跡の湖。青池。
写真で見ても、自分の目で見ても、青い。

池というより沼に近い感じで、でも湖面がすっごい綺麗で、
反射する木々はどちらにあるものか分からない。
覗き込むと吸い込まれそうな印象。

ここも昔何かの本で読んで知ったところなのでした。
ここは朝の光の方が綺麗に見えるんだろうなー。
他の池も一通り見たかったんですが、
今日は日本海に沈む夕日を男鹿半島で見ると決めてるんです。
後ろ髪を引っ張られる思いで先に進みます。


どっかの道の駅で水分補給を。
道の駅に寄る度におっちゃんとか旅人とかに話しかけられる。
カブを見て色んな感情を抱きながら、「がんばって!」って毎度言われる。
別に辛いわけじゃないけど、がんばります。笑

って言った傍から頑張れない事件が、能代で起こったのだった。。。
能代市に入ったとたんに、なんだか吹けなくなってストールの連発。
あーガス欠かなーって思ってリザーブにしたけど復帰せず。
(←フラグ)とりあえず近くのコンビニに入って様子を見る。

またキャブかーキャブだよなー。あーあ。
って思いながらばらす。
で、原因はやっぱりキャブで。笑
以前から調子の悪かったチョークの弁が勝手に閉じたり開いたりしてるっぽい。
前にスカブリのときにこれに気づいて対策をとってたけど、
長距離走ったことでそれもぶっ壊れたらしい。
もうここまできたらチョークを取っ払ってしまおうと。
弁を取って、シャフトとカバーごとチョークをごっそり解体。
で、適当に持ってたボルトにシーリングして、チョークの穴をふさぐ。
最後に上からカバーをしてタイラップで固定して完了。
もうなんかいよいよ慣れたな。

そんなことしてたら日も暮れてきたので、
男鹿半島での夕日は諦めて、近くのスーパーで晩御飯を買って能代の港へ。

無事にーーーーかえれますよーーーーーにーーーーーー!!!!

日が沈むまで、写真撮ったりご飯食べたり、
その辺に腰掛けて、ただ、ぼーっとしたり。

すごくセンチメンタルになりながらも、
この旅の色んなことを思い出したり、いままでの人生をふと振り返ってみたり。
なんでもない港の、ある一日の夕日やけど、
でもそれは、確実に俺の旅の1ページなんだよね。
あたりが暗くなるまで、ずっとそこにいました。

もう今日中に男鹿まで行くことは諦めて、
途中の適当なところに泊まろうって思って、開き直って能代で洗濯を。

能代の市街地を越えると真っ暗でほんとなんもない。
八郎潟に遅くまであいてる温泉があるっぽいので、
温泉入って近くの無料キャンプ場に泊まりましょうかな。とか、考えながら。

八郎潟に突入して走ってたら、まさかのストール。
今度はほんとにエンジンがかかる気配もない。。。。
あたりは真っ暗だし、誰も道は通らないし、、、やべぇ、、、、
とりあえず外灯の下まで押して歩いて、
さっき補修した場所を見てみるけど異常はなさそうで。
他にキャブに悪いとこなんて思い当たるわけもなく、
どうしよっかなーって考えてエンジンを見渡すと・・・
・・・・・・・・リザーブにしたままだった・・・orzつんだ。
詰んだ。完全に詰んだ。

このへんで詰んだ。
近くにガソリンスタンドなんてあるはずもなく、
ましてや民家なんて、、、周りは田んぼしかない。。。
とりあえず歩くしかない。
歩いて干潟を脱出するしかない。
荷物満載でむちゃくちゃ重いカブを押してひたすら歩く、
なんであのコインランドリーの隣のスタンドで給油しなかったんだろうとか、
のん気に夕日眺めてる場合じゃねーよとか、いろいろ考えるけどどうしようもなく。
1時間くらい歩いたような気がするけど、人の気配や建物の気配はない。。。
時刻は21時前。ここで朝まで過ごすのは無理や!精神的にむりや!!!!
意を決して、恥を忍んで、
目的地だった「
サンルーラル大潟」という温泉センターに電話してみる。
この近くにガソリンスタンドありませんかって聞こうって思って。
電話に出たのは、田舎のおふくろさん的なおばちゃん。
突然訳の分からないことを話す若者からの電話に困惑してるようだったけど、
なんとか事情を説明して、スタンドの在り処を聞いてみる。
電話の途中で、「ちょっと待って」って言われて保留に。
ああ、、探さないといけないくらいスタンド遠いのか・・・
いよいよほんとにやばいな・・・
まさかガス欠で旅を中断するとか・・・ネタ過ぎるやろ・・・orz
保留が切れて電話に戻ってきたのは若い男性の声だった。
「いまどこにいますか??迎えにいきますよ。」
え?
・・・・・あ、、、え???!!!
なんと、
閉館時間間際だと言うのに、
車で迎えに来てくれるらしい(;ω;)
な、なんてやさしいんだ・・・・
電話を切って10分ほど待つと、
ちょっと小太りの若いにーちゃんがハイエースでやってきた。
30リットルくらいのガソリン携行缶を持って。
(;ω;)!!!!!!!

たいへんっすねー。
このくらい大丈夫っすよー。
どこから来たんですかー??
微塵もめんどくさそうな顔をせず、
むしろこっちのことを心配してくれて、
ガソリンちょっとどころか満タンに入れていただきました(;ω;)!!!!
そして、去り際に、
「バイク押して汗かいたでしょ??」
「まだウチやってるから温泉入ってさっぱりしてきなっ。」
っと、クーポン券までくれました。。。なきそう・・・。

すぐに荷物を準備してハイエースを追いかけて、
サンルーラル大潟へ。
フロントにはさっき電話に出てくれたおばちゃんらしき人が笑顔で迎えてくれました。
閉館時間も迫ってきてたんで、
急いで体を洗って、ちょっとだけ湯船につかって。
色んな暖かさが心までしみてくる入浴でした。体も心もほかほかです。
風呂から上がって、
せめてものお礼にとお土産を大量購入させてもらいました。
ほんとにほんとにありがとうございます。
このご恩は一生忘れません!!!!!!
温泉を出て、近くの道の駅でテントを張って。
今日1日を振り返りながら就寝。
長い、長い、長い1日だった。
食べ物に、自然に、人に、ありがとうの日。
走行距離 300kmないくらい
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